第61回フィルムフェア賞はBajirao Mastani

さてインド映画界はこの時期、大きな映画賞が続きます。

先陣を切ったのは、2016年1/16(日)に開催されたBritania Filmfare Awards。1954年から続いており、ボリウッド界のもっとも権威ある映画賞といっていいでしょう。

やはりというかなんというか、当サイトでも前のめりに取り上げてきたBajirao Mastaniが各賞を総なめにしています。

主演のランヴィール・スィン(Ranveer Singh)のベスト・アクター賞ほか、封切まで映像公開がなかった挿入歌Mohe Rang Do Laal(私を赤く染めて)がベスト・コレオグラフィー(振りつけ)賞、今回、素晴らしい表現力を見せつけたプレイバックシンガー(吹き替え歌手)のShreya Goshalがベスト・フィーメイル・シンガー(女性歌手)賞、そして作品賞、監督賞、ヒロインその2のプリヤンカ・チョプラ(Deepka Padukone)はベスト・サポーティング・アクター賞。(※ 2016年1月20日付追記・ベスト・サポーティング・アクター賞をディーピカーと誤記していたので訂正)

圧巻のひと言です。

このランヴィールのスーツ、なにかに似てませんか……?
このランヴィールのジャケット、なにかに似てませんか……?

受賞式の模様はそのうち挙がると思いますが、ひとまずレッドカーペットの模様がこちら。ほかの国の映画賞のレッドカーペットもこんなに騒がしいんでしょうか。インドの映画賞のレッドカーペットはカオスだなあと、毎度、思っています。

公開前にはまだ未公開でご紹介できなかった挿入歌 Mohe Rang Do Laal(私を赤く染めて)。映画史に残るであろう、すばらしい映像です。北インドの宮廷舞踊であるカタック舞踊を取り入れています。途中のボウル(掛け声)は一昨年来日したカタック舞踊の人間国宝ビルジュー・マハーラージ師によるもの。痺れます。

私アンジャリ、Spacebox Japanさんによる12月の川口での上映後、年末年始のインド渡航の際、ムンバイで1回、チェンナイで1回と立て続けに観てまいりました。本当はもう一回観たかったのですが時間切れ(どれだけ観るんじゃ! というツッコミはなしで……)。

川口で鑑賞した1回目は、実は、衣装やセットの豪華さに見惚れていてあまりストーリーに入り込めなかったのでした。しかし回数をこなしてくると登場人物それぞれの心の機微を感じられるようになり、観るほどに「すごい映画だなあ」という気持ちになりました。

正直にいいますと、ストーリーとしてはあまり好みではないし、ヒロインにも感情移入できないお話なのに、観たあとの「すごいもん観ちゃったわあ」という、これぞ映画という映画を観たぞ! という満足感はここ数年の作品ではピカイチでした。

1/30(土)にはSpacebox Japanさんが大阪での上映(英語字幕)をされるそうなので、関西方面の方はぜひご覧になってくださいね。お申し込みはSpacebox Japanさんのこちらのフォームからどうぞ。

授賞式でランヴィール・スィンが着ているジャケットがちょっとだけウルトラマンに出てくる三面怪人ダダに似ているなあなどと思いつつ。本日、ものすごくどうでもいい余談で〆ます。

Post Author: アンジャリ(Anjali)

アンジャリ(Anjali)
Masala Press代表・印流楽しいこと案内人。神奈川県茅ヶ崎市生まれ。東京外国語大学インドネシア語科卒。学生だった1997年にバックパッカーとして単身インドを訪れ3ヶ月を各地で過ごす。以後、インドの舞踊と映画に心酔。ガイドブックなどのライターを経て旅行会社に就職、インド専門添乗員を務めるも、2001年からはインドとロンドンを拠点に放浪生活を送る。2006年に本帰国、外資系証券会社に再就職、10年間の会社員生活を経て、現在、インド映画の印流ブームを興すべく奮闘中。