今日はハッピー・マハー・シヴァラートリ

ハッピー・マハー・シヴァラートリ!

いつもめったやたらと祭日が多いインドですが、今日はマハー・シヴァラートリ。ヒンドゥー教三大神のうちのひとつ、シヴァ神を讃える日です。

シヴァ神は破壊の神さま。ドレッドのラスタのような御髪に、三又の槍トリシュールに、コブラに、虎の皮をはいで作った腰巻が目印です。

そうです、激しい神さまです。なんだか見るたび猛々しく怒っているイメージ。悪魔を滅ぼし、新しい世界を創るべく、世界をぶっ壊します。そのときに足を踏みならして踊ることから、インド古典舞踊の神さまでもあります。左足を高くあげたポーズの踊るシヴァ神ナタラージャ像は舞踊と関係がある場所などでよく見られます。

太陰暦の毎月新月の1日前がシヴァラトリなのですが、中でも春を迎える前の冬の月のシヴァラトリは、マハーシヴァラトリと呼ばれ、1年で一番大きな祭りとなり、夜通しシヴァを讃えるマントラ「オーム・ナマ・シヴァヤ」を唱えながらすごすべし、とされています。

この日はシヴァとその妻パールヴァティが夫婦になったことを祝う日でもあります。シヴァ神は象徴として登場するときはリンガ(男根)であることも多く、リンガの根元には女神シャクティの象徴であるヨーニ(女陰)があり、両者合体の形で寺院に祀られています。シャクティは生命エネルギーのこと。破壊の力と生命エネルギーが一対になることで新しい世界を生みだすわけです。なんだか元気でます。

いつも不思議なのは、リンガがヨーニからニョキっと生えているかのごとく直立していること。形状としてはリンガの根元がヨーニの入口であるからして、先端が向いているのはヨーニの内部のはず。ということはこの世がすべてヨーニのなかにあるという、なんとも深い世界観を感じます(間違っていたらごめんなさい)。

そんなシヴァ神にあやかるべく、今夜は一晩中起きてシヴァを讃えたいところですね。いやきっと寝るな。

投稿者: アンジャリ(Anjali)

アンジャリ(Anjali)
Masala Press代表・印流楽しいこと案内人。神奈川県茅ヶ崎市生まれ。東京外国語大学インドネシア語科卒。学生だった1997年にバックパッカーとして単身インドを訪れ3ヶ月を各地で過ごす。以後、インドの舞踊と映画に心酔。ガイドブックなどのライターを経て旅行会社に就職、インド専門添乗員を務めるも、2001年からはインドとロンドンを拠点に放浪生活を送る。2006年に本帰国、外資系証券会社に再就職、10年間の会社員生活を経て、現在、インド映画の印流ブームを興すべく奮闘中。