【インド女子旅】エア・インディア搭乗体験

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Girls’ India 女子よインドを旅しよう


不定期連載「インド女子旅」シリーズ、久しぶりの復活です。


「インド女子旅大特集 その1- 女子のための心得7か条」はこちらから

「インド女子旅大特集 その2- ビザ(査証)とお金と便利ツール」はこちらから

「インド女子旅大特集 その3- 配車アプリUber活用体験」はこちらから

「インド女子旅大特集 その4 – 彼女たちのリアル旅」はこちらから

「インド女子旅大特集 その5 – お宿のコースは松・竹・梅」はこちらから


「インドにひとりでいく女なんて」「マヤク? オトコ? どのみちろくな目的じゃないね」

長年気づいていませんでしたが、世間様はどうやらそのような感想をお持ちだったようで。けっこうびっくりしました(私がびっくりしたことに友人や親類縁者の皆様方がびっくりしていました(笑))。インドの楽しさってそんなものでは全然ないのですが。

そんなわけで、ネガティブになりがちなインドのイメージを払拭し、女性ならではのインドの楽しみかたや、女性がインドにハマる理由など、インド女子旅のリアルをお届けしていくのが私の使命でございます。

成田発の機内食。ベジ(菜食)、ノンベジ(非菜食)など選べます

愛しのエア・インディア

成田空港第2ターミナル・82番ゲートに向かう道すがら、機体の勇姿をみてテンションUp!

インドに行くにはいろいろなルートと航空会社があります。もちろん日本の航空会社も飛んでいます。

でも! 私はエア・インディアがだいすき。初インドのころからかれこれ20年、一時はお仕事でも頻繁に乗っていたので一体何回乗ったかわかりません。

日本には1950年代から乗り入れており、歴史は意外と長いのです。また2014年からは(紆余曲折あったものの)スターアライアンスメンバーとなりました。

充実の機内設備

電子カーテンはボタンを押すと明暗の調整ができます

機体もいまやボーイング787ドリームライナー。照明がLEDだったり、窓のシェードが電子カーテンだったり、いろいろハイテクな箇所がありますが、私が一番気に入っているのは、客室の加湿をコントロールできる点です。成田-デリー間の9時間以上のフライトでもお肌がカピカピになりません。えっへん。

インド映画好きには、機内エンターテイメントの充実ぶりがこたえられないでしょう。ヒンディー語のボリウッド作品は最新作から往年の名作まで選びきれないほどの本数があり、タミル語、テルグ語、マラヤーラム語、なかなか観られる機会がないベンガル語にグジャラート語など、インド各地語の作品も充実しています。この取り揃え具合はさすがナショナル・フラッグです。英語字幕なので気楽にダラーっと鑑賞するのがよいと思いますが、私はいつもめいっぱい鑑賞してしまい、夜行便の復路はとくに寝不足で帰国するハメになります。

インド映画の品揃え世界一の航空会社でしょう!
2016年7月に搭乗した際にはわれらが配給作品”チャーリー -Charlie-“も機内で観られました♪ 右下には大きな切り抜きチャーリーが!

サービスの悪さ、遅延、あたりまえ?

エアインディアといえば、この通称 “マハラジャくん”

ええ、エア・インディア、遅れるとか、乗務員が呼んでもこないとか、機体はボロくサービス悪く、いろいろいわれていましたよ。

私もね、お客様を連れたツアーの添乗員をさせていただいたとき、搭乗してから4時間も飛び立たないまま、成田空港で、陸で、機内に缶詰のまま、空港の景色を窓から眺めながら機内食を食べた素敵な思い出なんかもありますよ。おもしろエピソードはもっともっといっぱいありますよ。

しかーし!

エア・インディアは変わりました。

世代交代したエア・インディア


国営企業であるエア・インディアはインドではまことにご安泰な就職先で、定年まで勤める人が大多数なのです。職員の皆さん、公務員なんですね。勤務態度がどうであれクビにならないしお給料も一緒ですから、サービスが悪いとか、それはまあ、なんとなくわかる気がしますよね。

客室乗務員も、できれば若い人のほうがキビキビしていていいんじゃないかと思いますが、エア・インディアでは堂々たる貫禄の年配女性が迫力満点のサービスをしてくれていたものです。

ところがです。いわゆる団塊の世代的な世代がインドにもいまして、数年前にこの世代の職員が大量に定年を迎えました。

するとどうでしょう。客室乗務員の皆さんが、一気に若返りましたよ!

日本的な至れり尽せりサービスに慣れていると「ふーん」てな感じかもしれませんが、サービスも格段によくなりました。そして大きな遅延がほぼ、なくなりました! すごい!

それでも不思議な時間軸

私がよく乗る成田発デリー行きの便は、季節にもよりますが11:30発のことが多いです。

それがですねえ、前日あたりに毎回「運航スケジュールの変更」とメールが来ます。そしてどれだけ変更するのかと思いきや「11:15発になりました」とおっしゃいます。

たった15分早まるだけのお知らせなんて意味があるのかと思っていましたら。

事情通の友人によりますと「インド人乗客の遅刻防止対策じゃない?」とのこと。

そうか、余裕かまして遅れてくる乗客への予防線か。遅延を防ぐための心理戦ですのう。

かと思いきや、搭乗してから何十分も、まったく飛び立てないこともザラ。滑走路の順番待ちでなかなか離陸できないピークシーズンならまだしも、そういうわけでもないときにも搭乗後1時間15分ほど機内待機になったりしました。

早く飛んでおくれよ……。ジリジリしながら待ち、1時間遅れでやっと離陸。

すると今度は不思議なことに、デリー着は定刻より15分遅れに過ぎなかったりするのです。

不思議な時間軸。あ、いや、スケジュールにサバ読みすぎってことかしら。


注意しておきたいところ

実際のところ、遅延はどのくらいある?

残念ながら航空会社の定時運行率ランキング上位には無縁です。毎年発生するデリーの1月の濃霧など遅延する理由があるためです。

濃霧の時期ではなくとも、国内線の乗り継ぎは3時間はみておいたほうがよいでしょう。遅延した場合、同じエアインディアの国内/国際線への乗り継ぎは係員のエスコートつきで職員しか通れないような場所も通りつつ最短ルートで連れて行ってもらえます。ただし入国審査や出国審査を済ませないといけないため、ここが長蛇の列でなかなか通過できないのがリスキーなところ。ほんとに切羽詰まって乗り遅れそうなときは、周りの人に謝りながらぐいぐい横入りするしかありません。

デリー空港の国際線ターミナルと国内線ターミナルは屋内でつながっており徒歩で移動しますが、かなりの距離(大人の早足で20分以上、2km弱か?)がある点も留意しておいてください。

1時間程度の遅延は、特に国内線は頻繁にあるでしょう。国際線は数時間に及ぶような大幅な遅延は1月を除いては最近はあまり起きませんが、到着日や出発日は予定に余裕を持っておいたほうが無難です。

また、ギリギリにくるインド人乗客対策として搭乗時間がやたら早く設定されているわりに、搭乗してから離陸まで長いことが多いです。ここはひとつ、映画を物色するなり、旅日記をつけるなり、おおらかにお過ごしくださいませ。

ぶっちゃけ、サービスはどんな感じ?

日本発着便には日本人クルーが搭乗しています(いない便もあり)。特に行きの便での日本語の案内は心強いところです。呼び出しコールについては、飲み物や機内食提供前後のバタバタしているときでなければ、わりときていただけます。ただし日系キャリアとは比べないほうがよいです(笑)。

先日は、照明を落としておやすみタイムに入ったらクルーも寛いでおり、トイレのついでに飲み物を頼みにいったら「そこにあるから自分でいれて」とにこやかにいわれましたねー。

また飛行中クルーがトイレの清掃などはしないので、乗り合わせた乗客の層によってはトイレが水浸しだったり、ペーパーが散乱していたりと惨状に出くわすこともたまにはあります。

席に備え付けの充電用のUSBポートが壊れていたり、ヘッドフォンの出力が片耳壊れていたり、小さな不具合にあたることも、運次第ではあります。神の采配ですので受け入れましょう。空いている便ならクルーに頼んで席の変更も可能です。ただスターアライアンスに加入してからコードシェア便も多く、最近はガラ空きで飛んでいることがあまりない印象です。

気になる、ほかの乗客はどんな人たち?

出張であれ駐在であれ、日本企業のビジネスマンの皆さまは日系キャリアを利用されるので、ほぼ、いらっしゃいません。インド人も富裕層の皆さんはアジアの別のキャリアをご利用だったりします。

というわけで、日本発着便は、超富裕層ではない、日本で働いていたりビジネスをしているインド人中間層、そして観光目的の日本人客が主流となります。

先日搭乗したデリー発成田行きの便では、外国に初めて行くというインド人家族御一行様20名近くの席にぽつんと放り込まれまして。私は早々に映画鑑賞体制に入らせていただきましたが、近くにいらした日本人乗客のみなさん、キャッキャとはしゃぐ御一行様に日本の観光名所案内や、使える日本語講座や、入国審査書類の書き方などをレクチャーさせられていました(笑)。

そういえばそのときの渡航の行きの便では、初インドの男子学生が隣の日本語達者なインド人乗客にあれこれとインド事情を聞いていましたっけ。

そんなわけで、ときにちょっと面倒くさいけど楽しい楽しいインドな機内です。


ロマンスはちょっと待って

ここでエア・インディアとは関係のない話を少々。何度も同じことを繰り返し書いていこうと思っていますが。

女性ひとりでのインドの場合は、いついかなる場合も鉄則があります。

インド人男性には決して気を許さない。

たとえば機内で隣に座ったのがインド人男性だとします。こちらが女性ひとりだったり、インド映画ばかり見ていたりすると、それはちょっと声のひとつもかけたくなるのが人の情けというもの。軽いやりとりはいいと思います。

しかし、インドはもうそこから始まっています。

その後万が一にも起きうる無用なトラブルを避けるという意味で、あまりフレンドリーにはしないことを私は強力におすすめします。

日本人女性のたしなみとして、にこやかに感じよく対応していると、概して恋愛慣れしていないインド人男性は老いも若きも既婚も未婚も突然、突拍子もない夢(日本人女性とのロマンス!)を見てしまうことがあります。逆に外国ずれしたインド人男性は「日本人ならいいか」と軽く見て、インド人女性には決してしないようなアプローチをしてくることもあります。

そうでない人が大半かもしれないけれど、一般的なインド人男性にとっては、同伴者も保護者もなくひとりで外国旅行をする外国女性などというものは完全に非日常の生物で、どんな思考の回路かわかりませんがいきなりロマンススイッチが入ってしまうことは往々にしてあります。

自意識過剰おおいにけっこう。美女でもないし若くもないしと思っていても、相手がどんなに真面目そうでも色恋とは無縁そうな年齢であっても。鉄の鎧で固めてくださいね。また別の機会にしっかり書こうと思いますが、インド社会の構造や相手の属する階層についてよく分からないうちに、女ひとりで(恋愛モードではなくても)フレンドリー対応をしすぎたり、はたまたインドでインド人男性相手のロマンスを期待するのは、かなりのリスクだと心していただきたいところです。


Webチェックインはしておこう

インド人乗客の皆さんは、荷物が多すぎたり(これが一番多いです……)、書類に不備があったり、無理難題のリクエストをしていたり、カウンターでなにかと悶着していることが多く、チェックインはいつも長蛇の列です。小一時間かかることもしばしば。

成田空港のエアインディアのカウンターには、Webチェックイン専用のカウンターがあります。エア・インディアのWebサイトで事前にチェックインを済ませておくとサクっと荷物をドロップするだけで済みますので、利用できる環境ならばおすすめします。Webサイトにて、パスポート番号やビザ番号、緊急連絡先などを記入するだけ、英語ですが難しいことはとくにありません。

インド出発時の空港にもWebチェックインカウンターがありますが、なんだかよく分からないけれどとにかく並んじゃえ! という人も対応していたりし、Webチェックインの利便性が機能していないこともしばしば。うまく時短できることもあるので一応トライしてみる価値はあります。

また複数名のグループで搭乗する場合は、離れ離れにならないために事前に座席指定をしておくことをおすすめします。ギリギリにチェックインしてバラバラの席になってしまったグループをたまに見かけますのでご注意くださいね。

Webチェックインをしておくと、成田空港の専用カウンターでスムーズにチェックインできます

エア・インディアのまとめ

さてここまでざっくりとエア・インディアの搭乗について書いてきましたが、いかがでしょうか。ひと昔前に比べれば遅延も減ったし、クルーもそこそこ親切だし、そこそこ快適といえるのではないでしょうか。

なにより一歩踏み入れたらそこはザ・インドな世界。日系キャリアやアジア他国の経由便に比べると料金が安いのも魅力です。

時間がタイトなお仕事での利用はおすすめしませんが、観光目的であれば充分楽しめるかと思います。帰国便については、土曜の夜にインド発、日曜朝に日本着の便ならば、万が一遅れても日曜日が一日あるので月曜からのお仕事に影響が出にくいでしょう。

それでは本日は、エア・インディアのCM動画でシメます! 私が愛してやまないCMです!


5/27(土)〜6/2(金)、ユジク阿佐ヶ谷にて上映決定!
インド映画「チャーリー -Charlie-」もどうぞよろしくお願い致します。

公式サイトはこちら

さっくりどんな映画か知りたい人はこちらをチェック!
“チャーリー -Charlie-“Naverまとめ


アンジャリ、ブログはじめました
人生に必要な知恵はすべてインドから学んだ -印流楽しいこと案内人、インドで食っていこうと奮闘なう-

投稿者: アンジャリ(Anjali)

アンジャリ(Anjali)
Masala Press代表・印流楽しいこと案内人。神奈川県茅ヶ崎市生まれ。東京外国語大学インドネシア語科卒。学生だった1997年にバックパッカーとして単身インドを訪れ3ヶ月を各地で過ごす。以後、インドの舞踊と映画に心酔。ガイドブックなどのライターを経て旅行会社に就職、インド専門添乗員を務めるも、2001年からはインドとロンドンを拠点に放浪生活を送る。2006年に本帰国、外資系証券会社に再就職、10年間の会社員生活を経て、現在、インド映画の印流ブームを興すべく奮闘中。