ヒンドゥー教のお正月ディーワーリー – 杉本家の場合

さて。いよいよ聖地バナーラスのヒンドゥー教のお正月ディーワーリー、新年を迎えます。

映像を提供してくださっているJai Collaborationsの杉本昭男さんはインド女性と結婚され、バナーラスを拠点にビジネスを展開していらっしゃいます。

今日はズバリ、その杉本家の新年の模様をお届けいたします。

吉祥紋であるランゴーリ(Rangoli)を床に描き、お祈りをし、家の内外を灯明で飾る。外はうるさいけれども、静かで、美しい光景だなあ、世界中の誰もがこういう時間を持てるといいのになと思います。

こういう風習や儀式を親から子へ、母から娘へ、綿々と引き継いでいくのは素晴らしいことだなあと、門松も飾らずお節もつくらずお雑煮も食べない私は我が身を振り返って反省しきりです。すべては心の余裕の問題だと思うのですが、慌ただしい毎日のなか、お正月くらいは日本の風習も大切にしたいですね。来年こそは!

ランゴーリの粉は、小麦粉や植物の葉などが原料のこともあるようですが、縁起がよいとされるお米の粉からできていることが多いようです。片付けるのはディーワーリー第5日の最終日。バナーラスのガンジス河沿いに住む人々は河に流すことが多いそうです。

ディーワーリーの流れについてはこちら「Vol.4 ヒンドゥー教のお正月ディーワーリー – 聖地バナーラスの場合」をご参照ください。

このランゴーリをつくるための「ふるい」はランゴーリ・ステンシルと呼ぶそうです。実は私もインドで入手し、日本に持ち帰っています。動画に出てくるようなサイズで日本円で30円〜50円といったところでしょうか。しかし、インドのように大理石やコンクリートの床ならばいいのですが、日本のフローリング等の住宅事情ではなかなかこの粉をじかに床に乗せる勇気がありません。せっかく持っているのに、もったいないですねえ。もしかしたらもう粉はカビているかもしれません(はなはだ縁起がよろししくありません……)。

国際結婚にはいろいろな関門が待ち受けていることは想像に難くありませんが、外国人の男性がインド女性と結婚するというのは想像を超えた困難があったようです。杉本さんが無事、奥様と結婚を果たされるまでのスッタモンダは彼の著書に詳しいので、ご興味のある方はぜひお買い求め下さいネ。


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インドで「暮らす、働く、結婚する」 単行本 – 2010/2/19杉本 昭男 (著) ダイヤモンド社刊


映像提供:杉本昭男 JAI COLLABORATIONS PRIVATE LIMITED


本日の地名:バナーラス(またはヴァーラナーシー、ワーラーナーシー、ベナレス)

投稿者: アンジャリ(Anjali)

アンジャリ(Anjali)
Masala Press代表・印流楽しいこと案内人。神奈川県茅ヶ崎市生まれ。東京外国語大学インドネシア語科卒。学生だった1997年にバックパッカーとして単身インドを訪れ3ヶ月を各地で過ごす。以後、インドの舞踊と映画に心酔。ガイドブックなどのライターを経て旅行会社に就職、インド専門添乗員を務めるも、2001年からはインドとロンドンを拠点に放浪生活を送る。2006年に本帰国、外資系証券会社に再就職、10年間の会社員生活を経て、現在、インド映画の印流ブームを興すべく奮闘中。